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チャイナ・ムーン - 8月 8, 2014 by 10-cinema


チャイナ・ムーン
チャイナ・ムーン (1994年 アメリカ)

(ストーリー)
敏腕刑事が美貌の人妻と恋に落ち、
夫殺しの共犯者となる。


(感想)
惜しい映画ですね。
一歩間違ったら傑作サスペンスになってるとこです。

無駄に話をややこしくしてしまい、
失敗作になってます。
ストーリーを錯綜させすぎ。
もっとシンプルで良かったのに。

そもそも物語の立ち上がりが遅い。
問題の殺人事件が起きるまで30分以上かかってます。
なぜもっとスピーディーに出来ないのでしょうか。
事件が起きた後から面白くなるだけに残念。

この映画が素晴らしいのは、
美貌の人妻に誘惑されてしまうのが敏腕刑事というところ。
あまり見たことないパターンです。
犯罪捜査を知り尽くした敏腕刑事が、
美貌の人妻のために完全犯罪を目論見ます。

いわゆる倒叙ものミステリーです。

この映画をさらに面白くしているアイデアは、
冴えない若手刑事の存在。
この青年は敏腕刑事の部下で、
いつも敏腕刑事にしごかれてます。

そんな青年刑事が事件のほころびを見つけ、
真相に迫っていって相棒である敏腕刑事を追い詰めていく。

この構図が素晴らしいアイデアだと感心しました。

でも物語の結末がつまらない。
無理にどんでん返しで驚かせようとしすぎ。
敏腕刑事vs彼の部下の若手刑事というせっかくの対決構造が、
最後の方は全然生かされてません。

いいアイデアが台無しというか。

もっと人間模様に着目したストーリーの方が
いい映画になった気がします。
どんでん返しで驚かそうとしたばかりに、
せっかくのアイデアを殺してしまった感じ。

序盤が面白くないのも結局は、
そんなどんでん返しの仕込みのせい。
方向性を見誤った惜しい作品です。

6点

マラソンマン - 7月 11, 2014 by 10-cinema


マラソンマン
マラソンマン (1976年 アメリカ)

(ストーリー)
兄のせいで秘密組織から狙われることになった大学生の逃亡とサバイバル。


(感想)
前半が退屈すぎ。
後半になってやっと事態が動き出す。

普通の人なら前半で挫折してしまいそうな映画です。

2時間ぐらいの作品だけど、
面白いのは後半の1時間だけ。
でもその後半がかなり面白い。
監督の撮り方が上手いです。
忍び寄る恐怖の演出とダスティン・ホフマンの鬼気迫る演技が
見事にマッチング。

それだけに前半の退屈パートが残念でなりません。
いっそのこと前半1時間は丸ごとカットしてもよかったのでは?
ほとんど意味のないエピソードが長々と続くだけ。
いったいいつになったら物語が立ち上がるのかイライラさせられます。

後半がサスペンスフルで面白いから、
いまだに名前が残ってる映画だけど、
一歩間違うと消え去る運命の映画です。

5点

レ・ミゼラブル - 6月 16, 2014 by 10-cinema


レ・ミゼラブル
レ・ミゼラブル (2012年 イギリス)

(ストーリー)
パンを1個盗んだ罪で19年投獄されていたジャン・バルジャンは、仮釈放中に逃亡。
新たな人生を手に入れるが、執拗に追ってくる警官の魔の手が。


(感想)

古典小説が原作なだけに、
面白さという点では安定してます。

しかしこの映画自体は原作小説をもとにしているのではなく、
大ヒットしたミュージカルの方を映画化したもの。
ストーリーもミュージカル版をなぞってます。
セリフもすべて歌になっていて、
まさにミュージカルの映画化。

そのため物語をじっくり楽しむという感じではないです。
歌がうるさい。
ストーリーも大雑把。
登場人物が自分の心の中を歌に乗せてわざわざ説明してくれるので、
わかりやすいと言えばわかりやすい。
心の機敏を読むような映画ではありません。

逃亡してせっかく新たな人生を手に入れたのに、
彼を執拗に追い続ける警官が出てきます。
この逃亡劇がストーリーの根幹。
サスペンスを生み出していて物語を最後まで引っ張っていく力があります。

途中で学生たちの革命の話も絡んできて、
エンターテイメントとして十分楽しめます。

でもわかりやすさのせいで深さが足りない。
レ・ミゼラブルを知らない子供に見せるにはいいかも。
歌が満載で喜んでくれるかもしれません。
大人が見る映画としては単純すぎる気がしました。

5点

ソナチネ - 6月 1, 2014 by 10-cinema


ソナチネ
ソナチネ (1993年 日本)

(ストーリー)

上からの命令で沖縄へ抗争の助っ人へ行くことになったヤクザとその子分たち。

遊んでいるうちに時間がすぎ、やがて殺し屋の登場で子分たちが死んでいく。


(感想)

北野武らしい退屈な映画です。
客が全然入らないのも納得の出来。
北野武の映画でなかったらほとんど評価されてなかった作品でしょう。

かなり荒削りな作品ながら、
ところどころに印象的なシーンが散りばめられてます。
そういう部分が北野映画の魅力だし、
海外でも評価されてる所以でしょう。

退屈で全然おもしろくない映画なので、
途中で観るが嫌になりますが、
けして駄作ではありません。
むしろ天才が才能の片鱗を見せた映画だと思います。

人が死ぬシーンはとくに気持ちを揺さぶられます。
死というものの残酷さやあっさり訪れる感じを、
上手くあぶり出すように撮ってます。

もしこれでストーリーが面白ければ、
世界中を虜にしたことでしょう。
残念ながら一般受けはしません。
人に薦められる映画ではない、個人で楽しむためのものといった感じ。

北野武らしさ満載の作品です。

5点

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ogtzuq

プロフィール
映画レビュー
先日のゴルフコンペの帰り道にて


 たくさんの映画を観てきました。
 人生に大きな影響を及ぼした名作も
 あれば、金返せと怒鳴りたくなる駄作も
 ありました。
 そんな作品たちに点数をつけてみました。

 5点が基準値で、まあ可もなく不可もなくと
 いった作品を5点として、
 面白かったやつは6点
 すごく面白かったやつは7点。
 それ以上はスペシャルです。

 点数が低い方はその逆の感じです。
 4点はつまらなかった。
 3点はすごくつまらなかった。
 2点以下は…